注目されるIボンドの利率は半年ごとに変わりますが、長期の購入者には固定金利のほうが重要なことがあります。2026年5月1日~10月31日発行分では**0.90%**です。
保有している間、最長30年、この利率が付き続けます。将来のインフレ調整は上下しますが、その国債の固定部分は変わりません。
全体の金利は2026年5月の合成金利4.26%の仕組み、物価連動証券の比較は2026年のTIPS・Iボンド・EEボンドをご覧ください。
固定部分とインフレ部分
主な要素は二つです。
- 固定金利: 購入時に決まり、国債の寿命を通して続く。
- インフレ金利: インフレデータに基づき半年ごとに調整。
合成金利は両者を組み合わせます。インフレ部分が高いと今の半年は魅力的でも、次回には下がるかもしれません。固定部分は長く残ります。
0.90%に価値がある理由
固定部分がプラスなら、財務省の合成金利計算式に従い、インフレにその部分を加えた収益になります。インフレが長期にプラスなら、名目の貯蓄口座より購買力を維持しやすい場合があります。
何年も持つ人には特に重要です。固定0.00%の国債と0.90%の国債は、後で同じインフレ部分が適用されても、通常、0.90%のほうが多く稼げます。
古いIボンドを換金して買い直すべき?
固定0.00%の古い国債を、0.90%へ入れ替えるか迷う人もいます。
確認すべき点は次のとおりです。
- 古い国債の1年の換金制限が終わっているか。
- 3か月分の利息を失うか。
- 古い国債の現在の合成金利。
- 税務状況。
- 年間購入枠の残り。
- 現金が必要か。
固定金利だけを比べないでください。利息への課税が発生し、3か月分を失い、年間枠を使うなら、交換が割に合わない場合もあります。
時期の判断はIボンドはいつ換金できる?をご覧ください。
固定金利とTIPSの実質利回り
どちらも物価連動ですが、完全に同じものではありません。
| 項目 | Iボンド | TIPS |
|---|---|---|
| インフレ尺度 | CPI-U調整 | CPIによる元本調整 |
| 固定・実質利回り | 購入時の固定金利 | 購入時の市場実質利回り |
| 市場価格リスク | TreasuryDirect換金に市場価格なし | 価格変動あり |
| 購入上限 | 年間上限 | 実務上かなり大きい |
| 税務 | 連邦税を繰延べ可能 | 課税口座では利息と物価調整を毎年課税 |
| 換金性 | 12か月制限 | 売買可能だが価格が動く |
TIPSの実質利回りが大幅に高ければ、大きなポートフォリオには魅力的です。少額で市場価格の変動回避と課税繰延べを重視するなら、Iボンドが有利な場合もあります。
固定金利があまり重要でない場合
最初の1年が終わってすぐ換金する予定なら、最初の6~15か月の合成金利と、早期換金の利息減額のほうが重要です。
例えば、2026年5月に買い、15か月後に換金すると、最後の3か月分の利息を失います。この場合は、固定部分の30年間の価値より、初期の合成金利が効いてきます。
まとめ
2026年5~10月の**固定金利0.90%**は、国債の寿命を通して残る点が重要です。合成金利が注目されますが、長期保有で発行時期ごとの差を作るのは固定部分です。
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出典
- TreasuryDirect、2026年5月の貯蓄国債利率:https://www.treasurydirect.gov/news/2026/release-05-01-rates/
- TreasuryDirect、Iボンドの金利構造:https://www.treasurydirect.gov/savings-bonds/i-bonds/i-bonds-interest-rates/
- TreasuryDirect、TIPS:https://www.treasurydirect.gov/marketable-securities/tips/