住宅ローンのポイントとは、金利を下げるために契約時に支払う費用です。1ポイントは借入額の1%に相当します。40万ドルの住宅ローンなら、1ポイントの費用は4,000ドルです。
毎月の節約額の合計が初期費用を上回るまでローンを維持するなら、ポイントを買う価値があるかもしれません。一方、費用を回収する前に売却、借換え、完済をすれば、割に合わない可能性があります。
近いうちに借換えを考えている場合は、金利が0.5ポイント下がったら借り換えるべき?をご覧ください。住宅のエクイティを活用する方法の比較は、2026年のHELOCとキャッシュアウト・リファイナンスで解説しています。
住宅ローンのポイントとは
住宅ローンのポイントは、ディスカウント・ポイントとも呼ばれる前払い利息です。契約時に多く支払う代わりに、低い金利を適用してもらいます。
基本の計算式は次のとおりです。
ポイントの費用 = 借入額 × ポイント数に対応する割合
具体例:
| 借入額 | ポイント | 初期費用 |
|---|---|---|
| 250,000ドル | 0.50 | 1,250ドル |
| 250,000ドル | 1.00 | 2,500ドル |
| 400,000ドル | 0.50 | 2,000ドル |
| 400,000ドル | 1.00 | 4,000ドル |
| 600,000ドル | 1.00 | 6,000ドル |
金利の引下げ幅は法律で決まっていません。1ポイントで必ず同じ幅だけ金利が下がるわけではなく、貸し手、ローンの種類、市場環境、その日の条件によって異なります。
費用回収期間の計算式
次の式を使います。
費用回収までの月数 = 契約時に払うポイント費用 / 毎月の返済額の節約分
例:
- 借入額:40万ドル。
- 支払うポイント:1.00。
- 費用:4,000ドル。
- 金利引下げによる毎月の節約額:120ドル。
費用回収の目安:
4,000ドル / 120ドル = 33.3か月
およそ34か月を超えてローンを維持すれば、ポイントの費用を回収できる可能性があります。それより前に借り換えたり売却したりすると、損になる場合があります。
ポイントと貸し手による費用補助の比較
貸し手による費用補助、レンダー・クレジットは、ポイントの逆の仕組みです。高めの金利を受け入れる代わりに、契約時の諸費用の一部を貸し手に負担してもらいます。
| 選択肢 | 初期費用 | 毎月の返済額 | 適した状況 |
|---|---|---|---|
| ポイントを購入 | 高い | 低い | 長期間ローンを維持する見込み |
| ポイントなし | 中間 | 中間 | 分かりやすい比較の基準がほしい |
| 費用補助を受ける | 低い | 高い | 近いうちに売却や借換えの可能性がある |
貸し手を比較するときは、ポイントの条件をそろえましょう。1ポイントを払う金利6.25%のローンと、ポイントなしの金利6.50%のローンは、初期費用を含めなければ直接比較できません。
借換えのリスク
金利が下がる可能性があるときは、ポイントのリスクが高まります。数千ドルを先払いして金利を下げても、1年後に借り換えれば、初期費用を回収できないかもしれません。
そのため、回収期間は、現実的に見込むローンの維持期間より十分に短い必要があります。回収に48か月かかるのに、2年後に引っ越す可能性があるなら、ポイント購入は通常、正当化しにくいでしょう。
税務上の扱い
住宅ローンのポイントは控除対象になることがありますが、控除できる時期は借入目的とIRSの規則で決まります。主たる住居の購入・建築に伴って払うポイントは、条件を満たせば支払った年に控除できる場合があります。借換え時のポイントは、ローン期間全体に分けて控除することが一般的です。
この控除が意味を持つのは、項目別控除を選ぶ場合です。多くの納税者は標準控除を使うため、税メリットが小さい、またはまったくない場合もあります。
控除方法の選択については、2026年の標準控除と項目別控除の比較をご覧ください。
まとめ
住宅ローンのポイントは、回収期間を計算してから検討しましょう。毎月の節約額が十分に大きく、費用回収後もローンを維持する見込みなら、購入する意味があります。借換えや売却の可能性がある場合や、予備資金として現金を確保したい場合は、購入を避けましょう。
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出典
- CFPB:貸し手による費用補助とディスカウント・ポイント:https://www.consumerfinance.gov/ask-cfpb/how-should-i-use-lender-credits-and-points-also-called-discount-points-en-136/
- CFPB:住宅ローンのディスカウント・ポイントに関する報告:https://www.consumerfinance.gov/about-us/newsroom/cfpb-finds-americans-are-paying-upfront-fees-seeking-to-lower-interest-rates-on-mortgages/
- IRS Publication 936:住宅ローン利息控除:https://www.irs.gov/publications/p936